新根室プロレスレスラー講師に根高塾第1回
北海道の根室高校(松田素寛校長)が今年度から取り組む「根高塾」は第1弾として、地元のアマチュア団体「新根室プロレス」のレスラーを招いた。「いけてなかった」レスラーたちが、プロレスを通じて脚光を浴びた経験から「何歳になっても挑戦できる」ことを学んでいた。 根高塾は同校が地元ゆかりの人物を招き、生きざまや多様な考え方などを学ぶ取り組み。7月24日に市総合文化会館で行った根高塾第1回は、全校生徒420人と教諭40人が新根室プロレスのドキュメンタリー映画「無理しないケガしない明日も仕事~新根室プロレス物語」(北海道文化放送制作)を鑑賞。 上映後には同団体本部長のオッサンタイガーやアンドレザ・ジャイアントパンダらレスラーら6人が生徒代表と懇談した。大熊朝陽さん(3年)は「何か一つのことに夢中になる大切さを知った」、田川倖大さん(2年)は「一人一人がレスラーになった経緯が分かった」と感想を述べていた。 生徒たちからの質問を受けたオッサンタイガーは、自身の経験から「何かに挑戦するのに年齢は関係ない」と応じ、MCマーシーは新根室プロレスのモットー「無理しない│」について「自分たちのできる範囲で頑張ろうという意味」などと解説していた。 またプロレス好きという2年生3人が登壇し、願いがかなうというアンドレザ・ジャイアントパンダの幸運のヘッドバッドを受けていた。最後は「無理しないケガしない明日も学校」で締めくくった。
釧路新聞