モロニー、那須川天心に「弱点がある」サウスポー苦手説も「大丈夫」武居戦でつけた自信
2月24日(月)『Prime Video Boxing 11』(有明アリーナ)では元WBO世界バンタム級王者ジェイソン・モロニー(34=オーストラリア)が、苦手とされるサウスポーの那須川天心(26=帝拳)と戦う。 しかし5日に公開されたインタビューで「私はサウスポー用に改良されたバージョンになった」と自信をアピール。 昨年5月、同じくサウスポー・武居由樹戦での”逆転猛攻”12Rは「ようやく自分らしい戦い方を出来た」と素の自分を出せれば強いと語った。 【フォト・動画】モロニーのパンチが武居に食い込む瞬間、モロニー優勢の12R モロニーはキャリア30戦のうち、前戦の昨年5月・武居戦ではサウスポーわずか2人目。11Rまでほぼ全てのRを取られ、大差の判定負けで陥落した。しかし最終12Rでは強引に距離を詰め、武居を”あわやストップ”の状態にさせている。 今回の天心もサウスポーであり、下馬評では天心有利の声が多い。 モロニーはYouTubeメディア『Winter TV』で、まず武居戦を振り返り「自分が間違っていた。リングに入った時には、調整が出来ず、正しいポジションに入るのに苦労した。相手のスタイルを理解できなかった」とサウスポー相手の戦略、位置取りに本当に手こずったと告白する。 だが「試合の終盤には対応でき、自分のリズムを取り戻し、自分らしい戦い方をすることが出来た。12Rには彼を倒しかけたが、時間が足りなかった」と調整に時間がかりすぎたと語った。 そして「それ以来サウスポーへの対応に重点を置いて練習している。この弱点を克服するため、本当に多くの時間を費やし、サウスポーとの戦いに自信が持てるようになった」とこの1年間で”サウスポー克服”してきたと言う。「自分の成長を見せるのが楽しみだ。当日は改良されたバージョンをお見せする」と自信ありげに笑った。 また天心について「彼に弱点は沢山ある。今はあまり多くを触れたくないが、一つ言えることは、彼はプロボクサーとして、私に近いレベルの選手と戦ったことが無い。彼にとって、あまりにも大きな一歩で、私のレベルには程遠いことを示そうと思う」と格の違いを見せつけるとした。 最後に「彼はWBAで2位、WBCで3位にランクされている。勝てば、タイトルショットを手に入れられるだろう」と王者復帰を見据える。 ”サウスポー克服”した新バージョンのモロニーに、天心はどう戦うか。