ダイドードリンコ 自販機事業を再編 「ダイドーアサヒベンディング」設立へ
ダイドードリンコとアサヒ飲料の共同出資会社ダイナミックベンディングネットワーク(DVN)は、25年1月21日付で傘下6社のうち主力2社を吸収合併させ、新会社「ダイドーアサヒベンディング」を設立する。直販事業の一体化で、さらなるオペレーションシナジー創出を図る。 新会社は、自販機業界の中で国内トップクラスの稼働台数を保有するオペレーション会社となる。特に両社の販売網の中心が人口密度の高い東名阪エリアに集中していることから、一体化でシナジー創出が見込めると判断した。 特にダイドードリンコのノウハウでIoT技術を活用したスマート・オペレーションの展開をアサヒ飲料販売の管轄エリアでも進め、高い生産性と高品質オペレーション体制の構築を加速させる。また、IoT技術の活用で、少ない人数でも高レベルのオペレーション体制を構築していく。 DVNは23年1月設立。傘下6社で一体運営によるシナジー創出に向けシステムなどの事業運営基盤を統一してきた。 今回の合併は、ダイドービバレッジサービスにアサヒ飲料販売が吸収され、新会社となる。これでDVNの100%子会社は、新会社のほか、ダイドービバレッジ静岡、ダイドーベンディング、九州アサヒ飲料販売、ミチノクの5社となる。