不動産リスクに再び注目、バンクOZK株が17%急落-シティが格下げ
IQHQとバンクOZKの広報担当者はコメントを控えた。
供給過剰
ライフサイエンスビルの開発ブームは供給過剰を生み出している。仲介業者のジョーンズ・ラング・ラサールによると、米市場では今年、1600万平方フィート(約150万平方メートル)近くの借り手のないラボスペースが完成すると予測されており、ボストン、サンディエゴ、サンフランシスコ湾岸地域でスペース過剰が発生するという。
ライフサイエンス施設向けローンについては以前から苦戦の兆しがあった。「KKRリアル・エステート・ファイナンス・トラスト」は4月、シアトルのライフサイエンスビルの所有権を差し押さえによって取得中だと明らかにした。
オフィスとライフサイエンスのファンダメンタルズは、不動産資産クラスの中で最も弱いとグリーン・ストリートが29日に指摘。ピーター・ロゼムンド氏らによるリポートによると、「ライフサイエンスビルの需給状況は悪く、賃貸料の回復は26年まで期待できない」という。
原題:Bank OZK’s Sudden 17% Drop Puts Focus Back on Real Estate Stress(抜粋)
--取材協力:Bre Bradham.
(c)2024 Bloomberg L.P.
John Gittelsohn