“切なく泣ける”壮絶スプラッターホラー! 『人肉ラーメン』公開決定
タイのスプラッターホラー映画『人肉ラーメン』(2009年)が、10月11日より劇場公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルが解禁された。 【写真】バスが作る人気ラーメンには秘密が 手に光る包丁が生々しい『人肉ラーメン』ポスタービジュアル 15年前にタイで公開された本作は、壮絶なスプラッタームービーでありながら、“切なく泣けるホラー”としてホラー映画ファンの間でも伝説の作品。タイ本国ではあまりの残酷さにラーメン業界からのクレームを受け、随所にカットが入れられた10分以上の短縮版が公開されたが、今回はインターナショナル完全版で日本劇場初公開となる。 屋台を引いて生計を立てるバスは、体の弱い少女・ブアを育てながら、幼少期に父親から受けた虐待のトラウマと、ギャンブル依存の夫が作った借金返済に苦しんでいた。ある日、大規模な反政府デモに巻き込まれたバスは、学生運動家のアタボンに命を救われるが、その恐怖から外出することができなくなってしまう。 そこで、バスは母親譲りの秘伝レシピを活かして自宅にラーメン屋を開業すると、瞬く間に繁盛する。再会したアタボンが手伝うようになり、次第に2人は惹かれ合うが、アタボンはやがてバスのラーメンに隠された“ある秘密”に気づいてしまう…。 撮影、脚本、編集すべてのクリエイティブを行った監督ティワ・モエーサイソンによる独創的な映像美と時間軸を変えた編集は、バスの複雑な内面を繊細に描写し、残酷さと哀しさが絡み合う独自の魅力を放っている。過酷な境遇の中で見せるバスの強さと脆さ、そして秘められたレシピの真実が、観客の心を強く揺さぶり、ホラー映画でありながら深い感動を呼び起こすであろう。 今回解禁されたポスタービジュアルでは、包丁を握るバスの姿が印象的に描かれている。ラーメンの調理中とは思えないほど飛び散った血や具材の断面の生々しさ、そして血にまみれた登場人物たちが、ストーリーの残酷さを予感させる衝撃的なビジュアルに仕上がっている。物語の持つ残酷さと哀しさを情緒豊かに表現し、観る者の期待と不安を煽るに違いない。 映画『人肉ラーメン』は10月11日公開。