鍛治舎 巧氏

県立岐阜商の鍛治舎 巧監督が8月限りで退任することを発表した。「母校を率い、日本一になれなかったこと以外は、すべてやり抜き、今は、爽やかな気分です」と語った鍛治舎監督。 【動画】新基準バットで激変する高校野球界、甲子園日程問題、鍛治舍巧監督が高校野球の現在を徹底分析 2014年4月に秀岳館（熊本）の監督に就任し、2016年センバツから2017年のセンバツまで三季連続でベスト4に導き、2018年3月から母校の県立岐阜商の監督に就任。2015年のセンバツから甲子園に遠ざかっていた母校を着実に立て直し、就任2年目の2019年には秋季東海大会準優勝を果たし、センバツ出場に導いた。20年は中止となったが、21年春夏、22年夏と計4度の甲子園に導いた。それ以降も県の優勝争いの常連に入った。創部100周年を迎えたこの夏は岐阜大会決勝戦で岐阜城北にタイブレークの末、敗れた。 14日の秋季大会地区予選にはベンチに入らないという。発表のタイミングについて、「甲子園期間中、余計な報告で関係者の方々に御迷惑をお掛けしない方がよいとも思いましたが、今週から県地区大会が始まります。『なんで監督がベンチに居ない？』など混乱を来すことのないよう先にお伝えしようと考えました」 新チームは藤井 潤作副部長が指揮を執る。