和歌山県「拉致問題を考える国民の集い」開催準備進める
和歌山県の岸本周平知事は、政府の拉致問題対策本部などが主催する「拉致問題を考える国民の集い」を和歌山県で開催するための準備を進めていることを明らかにしました。 これは6月19日開かれた6月定例県議会で、自民党県議団の山下直也議員の一般質問に岸本知事が答弁して明らかにしたものです。 山下議員は、2023年12月の県議会で、岸本知事に拉致問題の所見を尋ね「深い悲しみと激しい憤りを感じる。問題解決に向けて、若い世代も含めて各世代への啓発が大変重要だ。拉致問題を考える国民の集いを和歌山県で開催すべく国と調整している」と、答弁を得ました。 これを受け、山下議員は一般質問で岸本知事にその後の状況を尋ねたところ「県民にも拉致問題への関心を高め、問題解決の後押しとなるよう、できれば2024年度に開催したい」と答え、準備を進めていることを明らかにしました。 県では、拉致被害者家族の訴えや有識者による講演を行うとともに、集いのもようをユーチューブで配信することや、県教育委員会と連携して、若い世代への啓発を推進することなどを検討しています。 「拉致問題を考える国民の集い」は、政府と都道府県などが全国各地で共同開催しています。