土曜授業はなぜあるの?九州では全県下での実施は鹿児島県だけ!
鹿児島読売テレビに寄せられた視聴者からのメール。「鹿児島の小学校は毎月第二土曜日だけ午前授業があるのが疑問です。学校の先生も忙しい中、わざわざ授業をする意味があるのかと思います」。鹿児島県内の小中学校では、毎月第二土曜日の午前中に、いわゆる「土曜授業」が行われています。実はこの土曜授業を全県で実施しているのは九州では鹿児島県だけです。土曜授業について調べました。 【動画でみる】九州では鹿児島だけ!?なぜ土曜授業があるの
■取材のきっかけは小学生「なぜ鹿児島だけが土曜授業があるの?」
メールをくれたのは小学校5年生のお母さん。4年前に埼玉県から引っ越してきましたが最初は生活のリズムを合わせるのに戸惑ったと言います。その理由は鹿児島ならではの「土曜授業」です。 (視聴者) 「感覚が違うのが大変だったし、土曜授業があることが娘にとっては休みが減るというので。親も結局は子供たちに合わせないといけないので休みが休みじゃない」 (視聴者の娘) 「休みが減るし、だるい感じがする。そんなにやる気がでない」
■2002年度国は”ゆとり教育”を推進→2013年 方針転換して”ゆとり教育”脱却へ
毎月第二土曜日に行われる土曜授業。かつては全国的に行われていたので、親世代の皆さんは当たり前だったという人も多いはず。それが、週休2日制や学習内容を削減する「ゆとり教育」を導入したことで2002年度から一旦廃止されました。しかし、国はゆとり脱却のため2013年に方針を見直し、各教育委員会の判断で可能としました。
■街の人の声は!?
街の人は土曜授業についてどのように思っているのでしょうか。 (小学生) 「楽しいときもあるしだるいときもある」 (小学生) 「月1回だったら別にあってもいいと思う」 (小学生) 「半分時間がとられるのはちょっとうーんって感じ」 (小4の子をもつ母) 「月に1回しかないのでバタバタしやすい」 (中1と小4の子を持つ父) 「基本的に土曜は仕事があって、シングルで両親にお願いしているが、お昼ご飯お願いねと一言、言ってこないといけない」