解体工事で囲いがない! “空き家対策”で工事が増えてトラブルも? 専門家「首都圏では解体業者の3割以上が外国人」
(若狭キャスター) 解体工事自体は何となく実感として増えているような印象があるんですが、実際どうなんですかね、大石さん。 (大石邦彦アンカーマン) 一言で言えば、これは増えています。最近は「空き家問題」がクローズアップされていますよね。それでこの空き家を何とかしようということで、解体が相次いでいるので需要は増えている。そして解体業者も増えているということなんです。愛知県を取材してみました。 ■“外国人”の解体業者、”外国人”の代表が増えていて…言葉が通じない! (大石アンカーマン) 行政が解体業者を認めるかたちは2種類あるんですね。「許可」と「登録」になります。これは解体費用が500万円を超えるものが「許可」、そして未満のものが「登録」になるんですね。 この建設業「許可」というのは条件があります。企業や技術の責任者を明確にして、資本金なども提出しなければいけません。一方でこの「登録」の方はですね、大学卒業、高校卒業など場合によりますけども、2年以上の実務経験があれば、登録できるということになるわけです。 (若狭キャスター) そうなんですね。「許可」と「登録」でずいぶん差があって、「登録」の場合の方がハードルが低く見えますね。 (大石アンカーマン) そうなんです。今回の問題の業者というのは、「許可」だったのか、「登録」だったのかはわかっていませんが、今の解体業者の特徴とは一体何なのかということを、先ほど取材しました。「あんしん解体業者認定協会」の中野達也理事に伺いました。 (大石アンカーマン) 中野さん曰く、最近首都圏では東京などを中心に、外国人の方がもう3割以上だと。働いてる人だけではなくて、解体業者の代表、つまり社長もですね、今、外国人が増えているということなんです。なので中野さんによれば、ちょっとトラブルの質も変わってきていて、以前は粉じんが飛んできて大変だとか、そのほかコンクリート片が飛んできて危険じゃないかっていう近隣の皆さんの苦情があったそうなんですが、最近はそうではなくて、苦情にしても言葉が通じないと。働いてる人だけではなくて、代表も外国人ですから通じないと。なので、トラブルの質がだいぶ変わってきたという話なんですね。 そういう意味ではもう、いわゆる外国人と共存する時代に入ってきて、そういったトラブルをどう解消していくのかっていうのを、そろそろ考えるときなのかもしれませんね。
■では…解体工事のトラブルはどこに相談すればいいの? (若狭キャスター) こういったトラブルなく、上手く解体業をされてる人が多いとは思うんですが、自分のまわりでこういったトラブルがあったら、どこに問い合わせるのか、これは市町村の窓口ということです。トラブルがありましたら、市町村の窓口に相談してみてください。
CBCテレビ
【関連記事】
- 全裸でなく下着や水着を着用へ 動画の拡散で「事件につながる恐れ」 伝統の祭りに大きな変化
- 元TOKIO山口達也さん(51)が語ったアルコール依存症の苦しみ 「2年間飲まなかったのに 一気に1.5リットル飲んでバイクにまたがった」
- 14歳で妊娠 交際相手は「LINEで『逃げます』と…」22歳のシングルマザー 息子は6歳でこの春小学生に
- “絶対に見てはいけない祭り”を300年の歴史で初めて撮影 画面越しに見るのは問題ないという愛知県田原市の「寝祭り」
- 「娘の顔が分からなくなってきた」5回目のワクチン接種後に体調不良 手足に力が入らず字も書けない“記憶障害”も… “打たざるを得ない”医療機関の事情【大石邦彦が聞く】