大阪・平野だんじりまつり 幹線道路埋め尽くす「九町合同曳行」
大阪・平野だんじりまつり 幹線道路埋め尽くす「九町合同曳行」
大阪市平野区内をだんじりが曳行することで知られる「杭全(くまた)神社 平野郷夏まつり」が14日まで行われる。12日夜には、同区の中心部に九町のだんじりが集まる「九町合同曳行」が行われ、道路は多くの人で埋め尽くされた。
このまつりは300年以上続いているとされ、商売繁盛などを祈願し、だんじりが曳行する毎年恒例の行事。同区内九町すべてのだんじりが登場し、古き良き街並みから高速道路の下や国道も走るなど、大阪市内でも最大級のだんじり祭りとされている。
大阪市内は同日午後9時をすぎても気温が25度、湿度も70%を超えるなど蒸し暑い状態だった。しかし、年に一度のだんじり曳行を見るため、地元をはじめ、多くの見物人が集まってきた。 「コンチキチン」と響く太鼓と鐘の音に合わせ、曳き手は掛け声をあげ、多くの女性も踊りながら「南港通」を曳行。平野区から来たという女性(42)は、早くから場所をとってました。やっぱり平野はこれですよね」と笑顔で話していた。