バルセロナ、もう一つの裁判所もダニ・オルモの選手登録を認めず!登録のタイムリミットはあと1日
MFダニ・オルモとFWパウ・ビクトールの選手登録を目指すバルセロナだが、第一審裁判所も暫定措置での登録要請を棄却している。 ラ・リーガ前半戦ではDFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱で生まれた人件費の余裕により、ダニ・オルモ&パウ・ビクトールを選手登録できたバルセロナ。だがクリステンセンが復帰する後半戦ではサラリーキャップを超過してしまい、ダニ・オルモ&パウ・ビクトールまで登録できない状況に陥っている。 バルセロナはラ・リーガをバルセロナ10番商業裁判所(商業法や経済活動に関する専門的な事件を扱う裁判所)に訴えて、暫定措置でオルモ&パウ・ビクトールの選手登録を認めるよう求めたものの、27日に棄却された。そして第一審裁判所(民事事件を主に扱う一般的な裁判所)にも同じ内容の暫定措置を求めていたが、こちらの判断も同じだった。第一審裁判所は30日にバルセロナの要請を棄却している。 選手登録のタイムリミットは12月31日と崖っぷちに立たされるバルセロナ。残された手段で最も可能性があるのは、VIPゾーンの運営権売却だ。こちらは複数の中東企業と1億ユーロで売却する交渉が進んでいるとされ、実際に売却が成立すればダニ・オルモ&パウ・ビクトールの選手登録だけでなく、サラリーキャップ超過のペナルティーも解消されて放出と獲得を“1:1”の比率で行えるようになる見込み。 また、そのほかの手段としては、ジョアン・ラポルタ会長率いる理事会メンバーによるダニ・オルモ&パウ・ビクトールの給与支払いの保証が挙げられている。