J1札幌FW金健熈…17日ルヴァン杯・沼津戦で今季初出場へ
J1札幌は16日、ルヴァン杯2回戦のJ3沼津戦(17日)に向け、札幌・宮の沢で練習後、空路、静岡へ移動した。 加入3季目の元韓国代表FW金健熈(キムゴンヒ、29)が、今季初めてメンバー入りした。キャンプから股関節痛のためにリハビリが続き、4月に入って全体練習に一時合流するも、右ふくらはぎの打撲で再離脱していた。 遅れを取る格好にはなったが「ケガの状態はもう問題ない」と復調を強調。チーム悲願のタイトル取りがかかる同杯初戦へ「試合に出られるうれしさはある一方、コンディション的には多少の不安もある。ただ、勝たないといけない試合。チームが勝てるように自分が貢献できれば」と意気込みを口にした。 リーグ戦では降格圏の19位に沈む。「ミシャ(ペトロヴィッチ監督の愛称)サッカーは、失点しても得点を取って勝つスタイルだが、今年は得点もあまりない」。FWとしてリーグ最少の5得点にとどまる現状をそう憂いながら、復帰戦に見据える沼津戦を、浮上への糸口とする構えでいる。 「外から見ている間、自分が入ったらどういう風に得点できるか、チームの力になれるかというのは考えてきた。まず試合に5分でも10分でも出て、コンディションを上げながら、チーム状況が好転するような助けになりたい」。186センチの高さを武器とする得点源が、これまで試合に出られなかったうっ憤を、ここから晴らしていく。
報知新聞社