(写真左より)岡田彰布監督(阪神タイガース)、阿部慎之助監督(読売ジャイアンツ)

白星スタートを切るのは4年ぶりの優勝を目指す読売ジャイアンツか、球団初となる連覇を狙う阪神タイガースか。3月28日『JERA セントラル・リーグ公式戦 2024』開幕前日共同記者会見が行われ、巨人・阿部慎之助監督と阪神・岡田彰布監督が明日に迫った開幕戦への思いを口にした。 阿部監督「いよいよ明日から始まる。伝統の一戦で開幕できることをすごくうれしく思うし、しっかりと戦って、何とかプロ野球界を盛り上げられるように精一杯一年間やっていきたい」 岡田監督「いよいよ開幕ということで、昨年は『WBC』の優勝があり、すごく野球界にいい流れでの開幕だったが、今年はゼロからの開幕となる。今年のプロ野球を占うような日になると思う。伝統の巨人阪神戦なので、いいゲームをして今年一年間盛り上げられるように、ファンの注目を与えられるような、一年間がんばっていけるようなゲームをしたい」 阿部監督は戸郷翔征、岡田監督は青柳晃洋に開幕投手を託した。 阿部監督「明日は戸郷翔征でいきます。戸郷は若きエースとして投手陣を引っ張ってくれているし、日本を代表する投手だと思うので、信頼は揺るがない。精一杯がんばってもらえれば」 岡田監督「阪神タイガースは青柳晃洋投手でスタートしたい。去年も開幕投手だったが、今年に入って『やはり青柳でいこうかな』と。キャンプのブルペンのボールを見ても、去年より全然いい。昨年一年でブレイクした投手もいるが、最終的に実績、今年一番意欲もある投手なので、青柳でスタートしようと思った」 開幕3連戦の重要性を問われると。 阿部監督「岡田監督がおっしゃったように、今年を占うような大事なゲームになると思う。選手もワクワク、自分自身もワクワクしている。全力でぶつかっていきたい」 岡田監督「去年優勝して日本一になって、オフにいろんなことを考えていると、今年は絶対巨人が一番のライバルになると思っていた。開幕からこういうカードを組んでもらったのは、やはりこの2チームがプロ野球界を盛り上げて、優勝争いを引っ張っていく感があると思った。勝ち負けは付くが、明日から素晴らしいゲームを見てもらえればと思う」 相手チームの印象を聞かれると、両指揮官は。 阿部監督「バランスが取れたチーム。投手も素晴らしいスタッフが揃っている。なかなか打ち崩すのは難しいと思う。紙一重のいい試合になると思うので、何とか取れるように精一杯やっていきたい」 岡田監督「2月のキャンプから巨人が一番のライバルと思っていて、一番要注意していたが新外国人だったけど。また新しい選手がそのポジションに入るので、気持ちが入ってゲームをやると思う。開幕3連戦のスタートとして、まずいいゲームをするのが大事だと思う。投手陣も補強して、去年のようにはいかないと思うので、明日から気を引き締めていきたい」 相手の警戒する選手は? 阿部監督「警戒するのはいい打者が揃っている。1・2番の出塁をもちろん警戒しないといけないし、そこから中軸以降も一発が打てる打者が揃っているので、何とか最少失点でいければ」 岡田監督「相手は6人くらい左打者がくると思うけど、去年と違って足が使ったり、動ける選手を使ってくると思うので、動ける選手を要警戒したい」 両監督とも優勝は譲れないとキッパリ。 阿部監督「プロ野球でやっている以上、優勝、日本一をどこチームも同じ目標掲げていると思うが、そこは変えずに僕もブレずにやっていきたい」 岡田監督「チームとして連覇というのが、まだタイガースの歴史の中でないので、今年チャンスがあるので。今年はこの一点に向かって、全選手で優勝を勝ち取るシーズンにしたい」 『JERA セントラル・リーグ公式戦 2024』開幕戦・巨人×阪神は3月29日(金)～31日(日)・東京ドームにて開催。チケットは予定枚数終了。試合の模様は3試合とも日本テレビ系にて生中継。30日(土)・31日(日)はBS日テレでも生中継。