情報漏えいの巡査長を懲戒免職 不同意わいせつの警部を停職6カ月 鹿児島県
鹿児島放送
鹿児島県警は捜査情報などを漏えいしたとして40代の巡査長を懲戒免職処分に、女性の体を触るなどわいせつな行為をしたとして50代の警部を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。 ■県警の野川明輝・本部長■ 「昨今、県警察職員の非違事案が相次いでおり、県民の皆様の安全安心に大きな不安を生じさせてしまっていることに対し改めて県民の皆様に深くお詫びを申し上げます」 懲戒免職処分を受けたのは、曽於警察署の巡査長、藤井光樹被告です。 藤井被告は捜査情報を外部に漏らしたなどとして逮捕・送検され、20日付けで地方公務員法違反の罪で起訴されました。 20日の会見で、藤井被告は去年6月から今年3月までの間に、福岡市に住む60代の会社役員の男性に対し、95の事件・304人分の個人情報を流出させていたことが明らかにされました。 また、今年3月県内で知人女性の体を触るなど不同意わいせつの罪で起訴された県警本部・公安課の警部、幸得健一郎被告を停職6カ月の懲戒処分としました。 幸得被告は20日付けで辞職したということです。 県警では盗撮の疑いで今月も枕崎警察署の巡査部長が逮捕され、4月以降で現職警察官が3人逮捕される事態となっています。