なぜ呼ばれない? 日本代表に招集されなかった欧州組(4)森保監督に評価されていない? クラブで活躍も、落選続きのMF
サッカー日本代表はFIFAワールドカップ26アジア2次予選兼AFCアジアカップサウジアラビア2027予選で北朝鮮代表と対戦する。久保建英らが順当に名を連ねた一方で、戦力になりそうでありながら呼ばれなかった選手もいる。今回は、確かな実力を持ちながらも日本代表に呼ばれなかった選手を紹介する。※成績は16日時点の『transfermarkt』を参照。
MF:川辺駿(かわべ・はやお) 生年月日:1995年9月8日 所属クラブ:スタンダール・リエージュ(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:27試合7得点5アシスト 日本代表通算成績:6試合1得点1アシスト 昨年夏にウォルバーハンプトンからスタンダール・リエージュへ期限付き移籍で加入した川辺駿は、ベルギー1部リーグで結果を残しているが、日本代表からは声が掛からなかった。 川辺は2022/23シーズンにスイス1部リーグで9得点8アシストを記録し、昨年は6月と10月に日本代表に呼ばれている。ただ、追加招集という形で呼ばれた10月シリーズのカナダ代表戦ではチャンスを活かせず、不用意なボールロストもあってアピールができなかった。 川辺の特性を考えると、日本代表ではトップ下、もしくはインサイドハーフとしての起用が考えられるだろう。ただ、このポジションには久保建英、南野拓実、守田英正といったヨーロッパ主要リーグで評価されている日本屈指のMFたちがいる。結果を出しているとはいえ、ベルギーリーグの川辺はややインパクトが欠けるところがありそうだ。さらに、今回は田中碧も呼ばれているため、昨年アピールできなかった川辺を再び試す枠は余っていなかったと言えるだろう。
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