自民党本部「有権者の厳しい審判」幹部ら沈痛な表情 石破首相が硬い表情で姿見せる
東京・永田町の自民党本部9階に設けられた開票センターでは、27日午後8時に「自民・公明の過半数確保は微妙」の一報がテレビで流れると、小泉進次郎選対委員長ら党幹部が厳しい表情でモニターを見つめた。 政権復帰した平成24年の衆院選から4回続いた単独過半数どころか、与党での過半数も微妙な事態に。小泉氏は「大変厳しい状況。選挙はいかなる結果であろうとも、選対委員長の私の責任だ」と、報道陣の質問に相次いで答えた。 「政治とカネ」の問題で、逆風が吹く中で始まった選挙戦。接戦区が続出する中、非公認とした候補が代表を務める政党支部に活動費2千万円を支給した問題が追い打ちをかけた。 これらの問題に対する党執行部の責任を問う質問に、小泉氏は「政治とカネの問題に決着をつけることができずに今まで来てしまった。有権者の厳しい審判がくだっている。執行部として受け止めないといけない」と、神妙な面持ちで答えた。 午後9時40分ごろ、石破茂首相が硬い表情で同センターに姿を見せた。