ラツィオに激震!不動の10番が今季限りで退団の意向「自分が身を引くべき。1ユーロたりとも受け取りたくない」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオの副主将ルイス・アルベルトが日本時間13日に行われたセリエA第32節ラツィオ対サレルニターナ戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じて今シーズン終了後の退団の意向を示した。 【動画】イタリアで覚醒した遅咲きのマエストロ!ルイス アルベルト(ラツィオ)プレー集
2016年夏にラツィオへ加入すると、シモーネ・インザーギ指揮下やマウリツィオ・サッリ指揮下で不動の地位を築いた10番のルイス・アルベルト。だが先月、指揮官がイゴル・トゥドルに交代すると、状況は変わり始めた。 前節のローマダービーでは、トップ下の先発の座を鎌田大地らに譲り、リーグ戦2試合連続でベンチスタートとなった31歳のスペイン人MF。日本時間13日のサレルニターナ戦では、3試合ぶりに先発復帰を果たし、アシストを記録するなどして4-1での勝利に貢献したが、今シーズン限りで8年を過ごしたラツィオを退団する意向を示している。 ルイス・アルベルトは、前日に同僚のパトリックがクラブ公式メディアに語った「トゥドルはサッリと違うことを求めている。指揮官の方針に適していない者は身を引くべきだ」との発言に応じるような形で、『ダゾーン』のインタビューで語った。 「(サッリ前監督の電撃辞任など)あれだけのことが起きて、この2、3週間は僕にとって難しいものだったということは正直に言える。トゥドルのプロジェクトのことは分からない。なぜなら僕は来シーズン、そのプロジェクトの一員とならないからだ」 ルイス・アルベルトは昨年10月、契約を2027年6月末まで延長したばかりだが、ラツィオ側に対して契約の解除を打診したことを明かした。 「僕はすでに、クラブに対して契約解除を申し入れた。今後、ラツィオから1ユーロ(約163円)たりとも受け取りたくない。次の4年間は、他の選手に譲りたい。クラブは僕に多くを与えてくれたが、自分が身を引くべきだと思っている。その時がやって来たんだ」 続いて指揮官のトゥドルも『ダゾーン』のインタビューに応じているが、スペイン人MFについて「私はコメントを残したくない。彼は今日、良い試合を見せてくれたので、パフォーマンスには満足している。残留の説得? こうしたことはクラブ内で語るべきことで、こんな外部に向けて語ることではない」と述べ、明確な発言を避けた。 なお、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は「クラブが選手の意向を把握していなかった」と指摘し、「激震」と報じている。ただ、ラツィオがルイス・アルベルトとの高額な契約を解除した場合、総額2200万ユーロ(約36億円)ほどを節約できるメリットもある。「(クラウディオ)ロティート会長が移籍金をプレゼントすることは現実的に難しい」とみられるが、「向き合うべき課題」であるとの見解を示した。 試合情報 ジェノア vs ラツィオ キックオフ:2024年4月20日(土)日本時間1:30 会場:スタディオ・ルイジ・フェッラーリス
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