【大学野球】2人の甲子園V右腕が明大に入寮 ともに好きな投手はMLBで活躍するデグロム
最上級生でピークへ
好きな投手は2人とも、MLBで活躍するジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)。高校時代のアンケートに記載していたことを伝えると「一緒なんだ!!」と、顔を見合わせて笑った。対照的な投球スタイルが、コメントにも出ていた。 「真っすぐ、スライダー、チェンジアップを軸に、たまにカーブを投げる。純粋にスタイルが似ているな、と。球速を出しつつ、制球も良い。自分にとって『完成形』です」(湯田) 「湯田とは真逆で……(苦笑)。あこがれです。あんなスピードボールで、変化球も速い。完璧で、普通にカッコいいですよ」(林) 4年後、湯田は「プロへ行きたい思いはある」と言えば、林は「プロ、社会人……。高いレベルで野球を続けていきたい」と慎重に語った。明大は投手層が厚く、25人のベンチ入りさえも、高いレベルでの競争が待ち受ける。 まずは、大学の生活環境に慣れることが先決。明大には最上級生でピークを迎えるための育成プログラムが整っており、4年というスパンで、地道に練習を重ねていく。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール