【Game*Spark短歌】ゲーミング歌人が著作権や百合ゲーについて一首。“超インテリジェンス教養コンテンツ”のお時間【なゐすぱ】
さて今週も「Game*Spark短歌」のお時間がやってまいりました。気温もだんだん暑くなってきましたね。5月ももう少しで終わりです。梅雨は果たしてくるのか……? と疑いたくなるほどに乱れに乱れた日本の四季。しかし「乱れに乱れ」ってなんだかエッチですね。 【画像全5枚】 本コーナー「Game*Spark短歌」では毎週日曜日に“スパくんの知能レベルに匹敵する本格派教養コンテンツ”としてゲーミングなトピックを短歌にしてお届け。ゲーミング歌人が相方のスパ公と共にゲーム業界のすべてがわかる短歌を(目標に)お届けしていきます。 さて、今回はスパくんと楽しそうに遊んでいる歌人に一首詠んでいただきました。 復刻の 歓び転じて 混乱へ 呼びかけれども 答えは遠く 歌人は『ヴァンガードプリンセス』の著作権にまつわり発生した問題に関心を持った様子。実は歌人は「著作権者不明等の場合の裁定制度」に大きな関心を抱くインテリジェンスの持ち主なのです。 著作権制度により、権利者の所在が不明でも復刻版を発売できるようになったのは実に喜ばしいこと。悲しいかな、世は移り変わります。そこまで遠くない過去に活動していた方が、様々な事情で業界から身を引いていることだってあるものです。そんな中で著作物を復刻できるのは、ゲーマーにとって非常にありがたいことでしょう。 しかし今回は別の問題が発生してしまいました。「著作権者とコンタクトが取れる(あるいは取れていた)」と主張している組織と、前述の制度を使用した側での衝突が起きてしまったわけですね。もちろん、著作権者とコンタクトが取れているならそれに越したことはありませんが……。 歌人は、(少なくとも日本国内において)これが泥沼化しない結末を迎えるべきと考えています。「著作権者不明等の場合の裁定制度」が一抹のリスクを持ったまま運用せざるを得ないとなれば、ゲーム復刻の流れに水を指す恐れがあります。 残念ながら、歌人はスパくんと遊びすぎて融合してしまいました。「ころ…して……」と呻く歌人にもう一首頼みます。コンゴトモ……ヨロシク……。そろそろ“スパいじりが過ぎる”と編集部に窘められるのではないかと危惧していまスパ。 皐月にも 姫百合みごとに 咲くものよ 大穴の洞を うめるがごとく 今週は歌人にとって、わりと注目ゲームが立てつづけにリリースされた週となりました。『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』に『ウィッチ・アンド・リリィズ』(アーリーアクセス)、そしてスマホゲームを遊ぶ身としては『鳴潮』も触っておきたいところです。 『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』は歌人……じゃなかった筆者が以前遊ばせてもらった際に、その面白さに舌を巻いた一作。出来るだけ多くの人に遊んでほしいと望んでいます。別のライターさんが書かれたプレイレポを読んでいただければその面白さもわかることでしょう。 そして歌人は『ウィッチ・アンド・リリィズ』のリリースを心待ちにしていて、あえてゲームイベントでの試遊でも遊ばなかったとのこと。歌人曰く、この一首詠んだら『ウィッチ・アンド・リリィズ』するんだ! とのことで、百合寄りな歌になりました。 皆さんは「最近遊んだゲーム」、何が面白かったですか? スパくんに寄生されてしまったゲーミング歌人がこの一週間で話題になったトピックで一首詠む“短歌企画”は連載企画でスパので、普通に来週も開催されちゃいまスパ。 公開するもしないもスパくん次第ではありますが、読者の皆様もぜひコメント欄にて今週のゲームトピックに関する思いのたけ、叫び、スパくんへの熱い想いなどを短歌としてしたため、ぶつけてスパ!
Game*Spark 高村 響
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