“元プロレスラー”純烈リーダー・酒井一圭「“場外乱闘”のつもりで降りていきました」“観客と握手”のきっかけを語る
お笑い芸人、テレビMC、コメンテーター、DJとして活動するふかわりょうと、フリーアナウンサーの鬼頭里枝がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「野菜をMOTTO presents ○○のある生活」(毎週土曜11:30~11:55)。普段の生活に“ひと足し”して心豊かになるモノ・コトについて考えていきます。毎回ゲストを迎え、1週間の慌ただしさを癒やしてくれる「〇〇なもの」「〇〇の生活」について伺っていきます。 今回のゲストは、年中無休の4人組ムード歌謡コーラスグループ・純烈のリーダー酒井一圭(さかい・かずよし)さんです。ここでは、酒井さんの「○○のある生活」=「握手のある生活」について語っていただきました。
酒井さんの「○○のある生活」は「握手のある生活」。握手を介して、ファンの人たちが込めた応援メッセージを感じ取っているそうです。
◆握手にはたくさんのメッセージが込められている
酒井:(自分にとっての「○○のある生活」は)「握手のある生活」です。 ふかわ:すごく光景が浮かびますよ。 酒井:選挙に出馬するのか?っていうぐらい、毎日が握手のある生活です。純烈ではコンサートの途中で3~4曲、時間にして10~15分ぐらい握手しながら歌わせていただくシーンが必ずあるんです。それがデビュー以来続いています。 ふかわ:(純烈のコンサートでの握手は)象徴的ですよね。きっかけはあったんですか? 酒井:僕らは2010年デビューなのですが、ショッピングセンターなどで歌うときに、お買い物しているお客様が、僕たちの歌を聴いて足を止めてもらえない時期が長かったんです。だけど昭和の名曲「ラブユー東京」(黒沢明とロス・プリモス)と「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)を歌うことになったとき、イントロがかかるだけで買い物客がパッと足を止めるんですよ。 鬼頭:「あら?」と思ったんですね。 酒井:それで、まずはカバー曲を歌ってから自分たちの歌を歌うと、興味を持ってくれることがわかりました。ただ、僕たちは戦隊ヒーローとか仮面ライダーをやっていた俳優チームだったので、お客さんに手拍子してもらえたり、握手したりすると、うれしくて歌詞が飛んでしまうんですよ。 それに、なかなか慣れることはなかったのですが、集まってくれた人にどうすれば覚えてもらえるかと考えたとき、体や握手したときの手の大きさ、感覚を覚えてもらえたらいいなと。僕、純烈になる前はプロレスをやっていたんですよ。たとえば、場外乱闘で体が大きい人が近くに来ると、「おお!」ってなるじゃないですか? 鬼頭:なります(笑)。 酒井:なので、買い物をしに来たカートを持っているお客さんのところに僕らから行ったら、「なんやこれ!」とインパクトがあるし、その感覚を覚えてもほしいというか。とにかく、名前を売るため、場外乱闘のつもりで(舞台から)降りていきました。 ふかわ:場外乱闘かあ~! 人生がつながっていますねえ。 酒井:(僕がプロレスをやっていた当時の)仲間たちが、今のプロレス中継とかの放送をやっているチームなので、僕らが出しているDVDは、そのプロレスの映像班に撮ってもらっているんですよ。 そして、握手してわかったことは、マダムは握力が弱いと思っていたのですが、逆でした。「よく来てくれた」「頑張れよ」「絶対売れるから続けてね」など、みなさんからの握手にいろいろなメッセージが込められていて、その握手のおかげで今があると言っても過言ではないですね。 ふかわ:やはり手に力が入って、そこから情熱が伝わったりしたのでしょうね。 酒井:握手で言葉が伝わるっていうか、一人ひとりのメッセージがありますね。
<リリース情報> 4月3日(水)に新曲「夢みた果実」をリリース (TOKYO FM「野菜をMOTTO presents ○○のある生活」放送より)