支配下復帰した元ドラ1、100万円増でサイン ソフトバンク佐藤直樹「クビになったので、捨てるものがないと吹っ切れた」
ソフトバンクの佐藤直樹外野手(26)が27日、福岡市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円増の年俸1400万円でサインした(金額は推定)。 ■【27日の契約更改一覧】 JR西日本からドラフト1位で2020年に入団。昨季限りで戦力外となり、今季は育成契約でスタート。6月1日に支配下登録され、1軍では44試合に出場し打率1割9分だった。球団からは「しっかり準備をすることや野球のことを考えて日常をすることなど、これまでと違った取り組みなどを評価してもらった」という。 印象に残っている試合は、支配下登録された日の広島との交流戦(みずほペイペイドーム)。スタメン起用に応えて1安打1盗塁1打点でお立ち台にも立った。「楽しかった」と笑顔を見せた。 今季の活躍について「技術も変わったけど、メンタルの部分が大きい。これまでだったら1軍で緊張して自分のプレーができなかった時があったが、今年は(1軍に)昇格した日から楽しく野球ができていた」と振り返る。 その理由として、戦力外を挙げた。「昨年1回去年クビになったので、もう捨てるものがないというか、吹っ切れた部分があった」と明かした。 オフは柳田の自主トレに参加し、打撃に力を入れる。「目標は、開幕1軍としっかり1年間1軍でいられるように、与えられたポジションで力を出せるように頑張りたい」と意気込んだ。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社