下帯姿の若衆が威勢良く 福島県伊達市で奇祭「つつこ引き祭り」 5年ぶり商店街で
福島県伊達市の奇祭、厳島神社のつつこ引き祭りは3日、市内保原町の4丁目交差点周辺で催され、下帯姿の若衆が「つつこ」と呼ばれる大俵を引き合った。 つつこ引きは春の風物詩として約300年続いている伝統行事。町内3地区の若衆が、もち米の入った直径約1.5メートル、長さ約2メートル、重さ約800キロの大つつこを、かけ声を響かせながら3方向に力強く引いた。関係者や大勢の見物客は、若衆の勇姿を見守りながら五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈った。 新型コロナウイルスの影響で2020(令和2)年から昨年まで規模を縮小して催していた。今年は5年ぶりに地元商店街での開催となり、パレードや子ども綱引きなどの関連行事も繰り広げた。