岸田首相が福井で北陸新幹線などテーマに講演 小浜・京都ルート早期開業が重要との認識示す
岸田文雄首相が9月19日、福井県を訪れ、自民党の立て直しを懸けた党総裁選、北陸新幹線の整備促進などをテーマに福井市内で講演した。 岸田首相の来県は昨年2月以来。講演会は、経済界有志による岸田文雄福井後援会が主催した。後援会関係者のほか、杉本達治知事、宮本俊県会議長、滝波宏文参院議員ら約170人が出席した。 出席者によると、岸田首相は後援会の支援に感謝を伝え、裏金事件を受けた派閥の解消や自身の総裁選不出馬などについても説明。北陸新幹線の敦賀以西に関しては、夏の台風で東海道新幹線が運休したことを踏まえ、小浜・京都ルートによる早期開業が重要との認識を示したという。 岸田首相は杉本知事らとも懇談。知事によると、北陸新幹線について「もう(新大阪まで小浜・京都で)ルートはひいた。安心してください。これからもしっかり応援していきたい」と話したという。
福井新聞社