昔のメアドとはサヨナラ!Apple Accountのメールアドレスが、簡単に変更できるようになったぞ
世のなかは急速に変化していますが、まったく変わらないものもあります。 たとえばApple Account(旧Apple ID)です。 Appleに初めてアカウントをつくったのが今年だろうと、2011年だろうと、おそらくそのアカウントは、ずっと同じメールアドレスに紐づけされているはず。 なぜなら、そのように設計されているからです。 どういうわけかAppleは、ユーザーがメールアドレスを変更することを望んでいません。 ずっと同じメールアドレスを使っているなら問題ありませんが、そうでない場合やそのメールアドレスを人に知られたくない場合は困るんですよね…。
Apple Accountでアドレスの追加・選択が可能に
しかしMacRumorsの記事によると、そんな不便な状況が変わっていくようです。 iOS 18.1以降、Apple Accountでは「主要な」メールアドレスを選んで設定できるようになります。 この主要なアドレスとは、Appleからメールを受け取るアドレスであると同時に、iCloudでのアクティビティに関連づけられるアドレスです。 たとえば、共有された文書を開くと、ほかの人にはこの主要メールアドレスが見えます。iCloudカレンダーの参加依頼でも同様です。 ほかの人がiMessageやFaceTime、Game Centerなどであなたに連絡できるのも、この主要メールアドレスになるんです。 今回のアップデートではじめて、自分のApple Accountからメールアドレスを簡単に削除することも可能になります。 アカウントをつくるときに一緒につくったメールアドレスが本当に必要ないなら、永久に消してしまうこともできるんです! これ、めちゃくちゃ助かりますよね。 これまでは、メールアドレスを変更する簡単な方法がなく、多くのユーザーが何年も同じアドレスを使い続けなければなりませんでした(これまでも、Apple Accountのメールアドレスを削除することはできたのですが、めんどうな認証プロセスを行なわないといけませんでした)。 現在、ユーザーがアカウントにアドレスを「追加」できるようになる仕様になっています。 そのアドレスをiMessageなどで使うことができますが、重要なのはあくまでも「追加」だという点です。 最初につくったメールアドレスは、依然として主要アドレスとして残っていて、追加したアドレスをApple関連の操作で使っていても、ときおり主要アドレスが見えてしまうのです。