井上新監督の下で“ピンチ”に…?中日、厳しい立場となり得るベテラン(5)“FA流出”は回避でも…?
2024年限りで立浪和義監督が退任し、2025年シーズンから井上一樹新監督が指揮を執る中日ドラゴンズ。プロ野球では指揮官が代われば、起用方針も変わることが多い。井上監督の就任初年度となる来季は、戦力層が大きく変わる可能性もありそうだ。そこで今回は、井上新体制でピンチの立場となり得るベテラン選手を紹介したい。
木下拓哉
・投打:右投右打 ・身長/体重:183cm/95kg ・生年月日:1991年12月18日 ・経歴:高知高 - 法政大 - トヨタ自動車 ・ドラフト:2015年ドラフト3位 今季は攻守で精彩を欠いた木下拓哉。新体制では世代交代が進み、出場機会が限られる可能性がありそうだ。 トヨタ自動車から2015年ドラフト3位で中日ドラゴンズに入団。2020年のシーズン後半から正捕手の座を奪うと、翌2021年には123試合の出場で打率.270、11本塁打、43打点をマーク。盗塁阻止率もリーグ2位の.426を記録した。 2020年は大野雄大、2021年は柳裕也とともに最優秀バッテリー賞に選出。リーグを代表する扇の要となった。 しかし、昨季は6月に右大菱形骨骨折を負って離脱。同年は89試合の出場にとどまり、打率.237、5本塁打、26打点と低迷した。 今季は74試合出場で打率.228、3本塁打、9打点とさらに成績が下降。また、盗塁阻止率も1割台に落ち込むなど、守備面でも苦しんだ。 今オフには国内FA権を行使するも、残留を決断。だが、チームには石橋康太やドラフト4位入団の石伊雄太といったライバルもいるため、来季は復活必至のシーズンといえるだろう。
ベースボールチャンネル編集部