西武・今井達也、7回1失点9Kで楽天戦11連勝 連敗7で止めた
(パ・リーグ、西武5-4楽天、4回戦、西武3勝1敗、19日、ベルーナD)もはや無双だ。西武・今井達也投手(25)が7回1失点、毎回の9奪三振で今季2勝目。「もともと止める気でいたので」。チームの連敗を7で止めただけでなく、2021年10月15日から続く対楽天の連勝を11に伸ばした右腕は涼しい顔で振り返った。 2023年から、メッツ・千賀やカブス・今永らも師事した鴻江寿治トレーナーのもとで自主トレ。左半身より右半身が強く、下半身主導が適している「あし体」に分類され、投球フォームをデザインしてきた。22年には151キロだった直球の平均球速が今季は153キロまで上昇。その要因について、「速い球を無理に投げようと思っていないからじゃないですかね。周囲から力感なく見えるのが僕の目指しているところだし、結局、マウンドでの立ち方でどういうボールがいくか7割ぐらい決まっている」と自己分析した。 この日は、ベルーナドームで開催される今季の1軍公式戦のうち、計9試合で実施される「西武ブルーシリーズ」の初戦。球団創設から脈々と受け継がれ、伝統と栄光を表す「ライオンズブルー」をあしらったユニホームを着用した。4月中の8連敗となれば、西武初年度の1979年以来となる屈辱だっただけに、「ライオンズブルー」の誇りを守る103球となった。(東山貴実)