「えっ、半額で北海道に行けちゃうの!?」東北・北海道新幹線に設定された えきねっと期間限定「トクだ値スペシャル21」とは
仙台から新函館北斗まで利用する場合、通常価格1万7750円が8870円と半額に
この「トクだ値21スペシャル21」を仙台から新函館北斗まで利用する場合、通常価格1万7750円が、8870円となります。 ふたりでの往復なら、その差額でかなりぜいたくな夕食を楽しむ、またホテルのランクを大きくアップすることも可能でしょう。
さらに首都圏発着の「トクだ値1」「トクだ値14」については、「東京、上野、大宮‐奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗」の区間で、通常よりも座席数を拡大設定します。列車によっては設定された座席数が早期に売り切れとなる「トクだ値14」も、購入できるチャンスが増えそうです。 この「トクだ値21スペシャル」の設定、および「トクだ値1」「トクだ値14」の座席数拡大設定の対象となる期間は12月11日から25日となっています。なお「トクだ値21スペシャル」の購入期限は乗車日21日前の23時50分です。 この期間には、北海道函館市赤レンガ倉庫前で、巨大なクリスマスツリーや花火が楽しめる「はこだてクリスマスファンタジー」が、また宮城県仙台市ではけやき並木をイルミネーションで彩る「SENDA光のページェント」が、それぞれ開催されます。 拡大した割引と設定座席数をフルに活用すれば、首都圏から函館、仙台の二都を巡る旅がリーズナブルに楽しめそうです。
※ ※ ※ なお「トクだ値」は、先に挙げた以外にも注意点がいくつかあります。 まず利用する列車の変更は「出発時刻の4分前」まで可能ですが、変更後も「トクだ値」の適用を受けるためには、対象列車の発売期間中かつ残席がある場合に限られます。さらに変更前の割引率は引き継がれません。 また「トクだ値」は申し込んだ列車にのみ有効で、他の列車には自由席、立席を含め、乗車できません。乗り遅れた場合、特急券部分は無効となり、後続の新幹線を利用するためにはあらためて特急券の購入が必要となります。 加えて、新幹線停車駅以外からの利用についても、通常のきっぷとは異なる取り扱いがあります。乗車券部分には「東京都区内」「山手線内」「仙台市内」などの「特定都区市内制度」の適用がないため、たとえば東京都区内から東京駅や上野駅まで移動して新幹線を利用する場合、それぞれの区間の乗車券が別途必要になります。 ただ繰り返しになりますが、「トクだ値」で受けられる、ときには25%以上にもなる割引は、これらの制限を十分にカバーできるものです。旅行のスケジュールが固定できるのであれば、利用してみてはいかがでしょうか。
植村祐介