バークシャー・ハサウェイの株主総会に学ぶ「個人投資家への教訓」
一般投資家やインデックス投資に対する教訓
バフェット氏のメッセージは非常にシンプルです。株式市場について詳しくない場合、個別株を選ぶのではなく、低コストで分散投資が可能なインデックスファンドを選ぶべきだということです。S&P500に投資することで、個人が米国経済全体の成長を享受することができ、市場のリスクを広く分散できます。 その一方、バフェット自身は市場を上回るリターンを出し続けており、今日のインデックス一辺倒の投資とは異なるスタイルで高リターンを生み出していることは、特に注目すべきではないでしょうか。 これはバフェット自身の発言ではありませんが、ある程度の資産がある方でマーケットに対する知識がある方にとっては、必ずしもインデックス投資だけがベストではないと筆者自身は受け止めています。
おわりに バフェットの哲学と株主総会が示す「信頼」の価値
ウォーレン・バフェットとバークシャー・ハサウェイが築き上げた投資の世界は、単なる利益追求を超えた信頼と哲学の体現です。株主総会という場は、企業と株主が対話を通じて未来を共有する特別な空間として、投資の新しい可能性を示しています。 こうした開かれた株主総会を行う企業が日本にも誕生したとしたら、ずいぶんと日本人の投資に対する考え方が変わるのではないでしょうか。 個人投資家にとって、バフェットの言葉と行動は、資産運用のヒントであると同時に、人生哲学を学ぶ絶好の機会です。 バフェットの哲学やバークシャーの「資本主義の祭典」に触れることで、投資の本質を見つめ直してみてはいかがでしょうか。 【参考資料】 https://www.berkshirehathaway.com/ ・バフェットからの手紙【第8版】 ・スノーボール ウォーレンバフェット伝(上,中,下)巻 文/鈴木林太郎
@DIME編集部