ドナルド・トランプが上映阻止に動いた問題作日本上陸!『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』2025年公開決定
実業家にして第45代アメリカ合衆国大統領のドナルド・トランプの若き日を描いた『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』が2025年1月17日(金)に全国公開されることが決定し、メイン写真と予告編が解禁された。 【写真を見る】若き日のドナルド・トランプを演じるのは、ウィンター・ソルジャーことバーンズを演じるセバスチャン・スタン 本作は実業家として著名になり、2017年から2021年までアメリカ合衆国大統領を務めたトランプの青年時代を描いた衝撃作。気弱で繊細ながらも事業での成功を夢見る20代のトランプが、伝説の弁護士に導かれて驚愕の変身を遂げ、トップへと成り上がるまでの道のりを暴いていく。1980年代、トランプは父の会社が政府に訴えられ破産寸前に追い込まれるなか、悪名高き弁護士ロイ・コーンと出会う。コーンはトランプに“勝つための3つのルール”を伝授し、彼を洗練させていく。コーンはトランプを一流の実業家へと成功に導くが、やがて彼はコーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げる…。アメリカでは大統領選挙直前の10月11日に全米公開される。 監督はこれまで様々な問題作を輩出し、そのすべてがカンヌ国際映画祭に出品されているアリ・アッバシ。本作もカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、高い評価を得ている。脚本は長年トランプ前大統領を取材してきた政治ジャーナリストでもあるガブリエル・シャーマン。そしてトランプを演じるのは「アベンジャーズ」シリーズのウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ役で知られるセバスチャン・スタン。トランプを一流の実業家へと育てた果てに、予想不可能な運命にまきこまれる弁護士コーンには『ジェントルメン』(20)に出演し、ドラマ「民衆の敵」で2024年度トニー賞演劇主演男優賞に輝いたジェレミー・ストロング。“本人にしか見えない”と畏怖され、早くも賞レースの筆頭にその名が挙がっている。 このたび解禁となる予告編は気弱で繊細な20代の青年実業家トランプが、悪名高き伝説の弁護士コーンと出会い、やがてコーンの想像を超える怪物へと変貌を遂げる姿がエモーショナルに描かれている。父の会社が破産寸前まで追い込まれていたトランプは、緊張した表情でコーンと出会う。まだ駆け出しの“お坊ちゃん”だったトランプを意外にも気に入ったコーンは、勝つための3つのルールを伝授。それは「ルール1、攻撃」、「ルール2、非を絶対に認めるな」、「ルール3、勝利を主張し続けろ」という冷酷で非道な手段の数々だった。脅迫、盗聴もいとわず「勝つためには何でもやれ」という違法行為も辞さないコーンの教えに従い、トランプは一流の実業家となり成功へと突き進む。しかしその過程でトランプは次第にコーンですら想像しなかった怪物へと変貌を遂げていく。まだなに者でもなかったトランプが数多くの人を敵に回し、いかにして“怪物”となったのか。その道程が気になる予告編となっている。 規格外の発言や行動から“世界中で最もヤバい大統領”とも呼ばれたトランプの若き日に迫った本作。アメリカ大統領選挙の結果同様に見逃せない作品になりそうだ。 文/スズキヒロシ