後部座席の娘がシートベルト未着用で捕まりました。罰金はなかったのですが、ゴールド免許が剥奪されてしまいます。ゴールドから青に変わると保険料はどのくらい変わるのでしょうか?
「後部座席のシートベルトくらい」と油断していませんか? たった1点の違反が、ゴールド免許を失効させ、保険料にまで影響を及ぼすことをご存知でしょうか。この記事では、見逃しがちな違反のリスクと保険料への影響について解説します。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
後部座席のシートベルト未着用で何が起こる?罰則と違反点数
後部座席でのシートベルト着用は、2008年の道路交通法改正により義務化されました。しかし、多くの人がまだ「後部座席はシートベルト不要」と誤解しているのが現状です。 実際、後部座席のシートベルト未着用に対する罰則は、一般道と高速道路で異なります。
出典:チューリッヒ保険会社 シートベルトは後部座席も着用義務あり?違反の点数や罰金は?より引用 一般道では、警察官からの口頭注意のみで、反則金や違反点数はありません。一方、高速道路では運転者に対して違反点数1点が加算されます。罰金はありませんが、この1点が大きな意味を持つのです。 なぜなら、この1点の違反でもゴールド免許が失効してしまうからです。ゴールド免許は、5年間無事故・無違反を継続することで取得できますが、軽微な違反でも失効してしまいます。
ゴールド免許はどんな違反で失効する?軽微な違反でも要注意
ゴールド免許の失効は、多くの人が考えているよりも簡単に起こります。軽微な違反と呼ばれる、違反点数が3点以下の違反でも、ゴールド免許は失効します。 具体的には、以下のような違反が該当します。 ● 通行禁止違反(一方通行の出口からの進入など) ● 座席ベルト装着義務違反(シートベルトの未着用) ● 指定場所一時不停止 これらの違反で1点でも加算されると、次回の免許更新時にゴールド免許からブルー免許に切り替わってしまいます。 ここで勘違いしがちなのが、「3ヶ月特例」というルールです。過去2年間無事故・無違反の人が3点以下の軽微な違反をした後、3ヶ月以上無事故・無違反で過ごせば、その違反点数を3年間の累計として加算しないという特例があります。しかし、違反した事実に変わりはないため、ゴールド免許は失効してしまう点に注意しましょう。
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