<おむすび>“伝説のギャル”歩役は「満場一致で決まった」 制作統括&演出が語る仲里依紗の魅力
俳優の橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、ヒロイン・結(橋本さん)の姉・米田歩を演じる仲里依紗さん。第3週の終盤で、歩が東京から突然、糸島に帰ってきたことから、物語が大きく動き始めた。歩を演じる仲さんの起用理由や魅力について、制作統括の宇佐川隆史さんと演出の小野見知さんに聞いた。 【写真特集】「おむすび」新キャストの顔ぶれ! 「全ての写真がエモすぎる」と話題の18歳美少女も!
◇歩は「最初は主人公の結の壁となるような存在」
仲さんが演じる歩は、結の八つ年上の姉で、福岡で“伝説のギャル”として名をはせている。奔放な振る舞いで米田家に波乱を巻き起こすが、ギャルになった裏にはある秘密が……という役どころだ。
仲さんの起用理由について、宇佐川さんは「伝説のギャルであり、最初は主人公の結の壁となるような存在ということを、脚本の根本ノンジさんと私たち制作チームで考えた時に、シンプルに仲さんという一択しかなかったんです」と明かす。
「仲さんという、見る側がいつもパワーをいただいてる存在が、この物語に登場してくれたらいいなという思いが、まずありました。歩が伝説のギャルであるということを考えても『本当に仲さんしかいないよね』ということで、すぐに出演のご相談をしたという感じです。逆に他に誰かいるかということも考えなかったですし、満場一致で決まりました」
◇演技は「最初からトップギア」 橋本環奈も「仲さんがお姉さんで本当に良かった」
第4週では、結と歩ら米田家が神戸で暮らしていた頃の様子が描かれ、この後に起こる阪神・淡路大震災が、2人の心に大きな影を落とすことを匂わせていた。
宇佐川さんは「橋本さん演じる結が、過去に心の傷を抱えた存在として一歩踏み出した時、そこで対峙するのは誰かと考えると、しっかりとしたお芝居や存在感も含めて、今、考えても仲さんが一番だなと思います。実際のお芝居も最初からトップギアで、本当に素晴らしい演技だと思います。橋本さんも、仲さんがお姉さんで本当に良かったとおっしゃっていました」と仲さんの演技をたたえた。