「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」

いつの時代のモデルにも熱狂的なマニアが存在しているカワサキ。当時モノには必ずといっていいほどプレミア価格がつき、「Z1（ゼットワン）」や「Z2（ゼッツー）」は、もはや簡単には手の届かない存在となっています。次いで人気なのが「Ninja（ニンジャ）」です。国内外にファンが多く、その筆頭モデルがGPZ900Rなのです。その人気絶頂1985年北米向けモデルのカラーリングを採用する最新モデルがついに登場。「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」として発売されました。 【画像】カワサキ「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」を詳しく、写真を見る（全5枚）

誕生から40周年を迎えるNinja

2024年早々、話題を席巻するバイクといえば、やはり「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」です。北米向けGPZ900Rから着想を得た、レッドとブラックのツートーンカラー＆グラフィックが冴え渡る新型車。Ninja誕生から40周年を迎えることを記念して、Ninja 1000SXにかつての意匠をまとわせました。アウトライン付きの「Kawasaki」ロゴ、さらに「Ninja」マーク、オリジナリティを主張するシルバーのストライプも健在です。 カワサキの伝統ある空冷エンジンから、現在の主となる水冷エンジンへの移行期に誕生したNinja。水冷エンジンを堂々と主張する「Liquid-Cooled」のマークは、このときから掲げられました。その「Liquid-Cooled」のマークも「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」には忠実に再現されているのです。

ハイパフォーマンスと先進テクノロジー

それでいて中身は最新モデル。トラクションコントロールからクルーズコントロールまで備えたNinja 1000SXは、あらゆるライディングシーンで求められるテクノロジーを搭載。シャープでエッジの効いたカウルデザインや、シングルマフラーを装備することで個性を際立たせています。インテグレーテッドライディングモードや、スマートフォンとの接続が可能な4.3インチフルカラーTFT液晶インストゥルメントパネルなども搭載し、スーパースポーツ性能とツーリング性能を融合。 ボッシュ製の慣性計測装置、IMUによって得た車体情報をもとに先進のエレクトロニクスを強化しているNinja 1000SX。カワサキの進化を止めない姿勢を表すように、フューエルタンク上部にはチャンピオンステッカーデザインのNinja40周年記念マークをセットしています。

■「Ninja 1000SX 40th Anniversary Edition」スペック 全長×全幅×全高　2,100×830×1,190mm シート高　820mm 定員乗車　2人 車両重量　236kg エンジン　水冷4ストローク並列4気筒 総排気量　1,043cc 最高出力　104kW (141PS) / 10,000rpm 最大トルク　111N・m (11.3kgf・m) / 8,000rpm メーカー希望小売価格　￥1,628,000（税込） 文／坂東 漠　画像提供／カワサキモータースジャパン