「取り下げは考えていない」宿泊税について村井宮城県知事 改めて導入に意欲を示す
khb東日本放送
宮城県と仙台市が導入を目指す宿泊税について、根強い反対の声もある中、村井宮城県知事は「取り下げは考えていない」と改めて導入への意欲を示しました。
県と仙台市の宿泊税は、1泊6000円以上の宿泊に対し300円を課税します。 仙台市は関連する条例案を3日に開会した市議会に提出し、宮城県も18日からの県議会に提出します。 仙台市議会で批判が相次いでいることについて、村井知事は「議員の意見にしっかり市長としてお答えいただければ」と話し、条例案の可決に期待を示しました。 県議会でも、2つの会派が条例案の提出を見送るよう要請しています。 村井宮城県知事「今の段階では取り下げは考えておりません。ここまで制度設計をして参りましたので、自分としては自信をもってしっかり成果が出せるものになっていると思っておりますので、そういったようなことを(議会で)できる限り丁寧に説明してまいりたい」 宮城県は、真珠養殖の実現に向けた調査を行うため、県議会9月定例会に補正予算案約3000万円を提出することを明らかにしました。 真珠の養殖は、宮城県沿岸部の海水温上昇によりホヤの養殖などが打撃を受けたことを踏まえた代替策です。 宮城県は、約3000万円のうち700万円を使い真珠養殖が盛んな三重県や愛媛県に職員を派遣し視察するほか、宮城県の環境でも養殖ができるかを調べます。
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