＜マスターズGCレディースプロアマ＞12番ティーで笑顔をみせる畑岡奈紗（撮影・井垣　忠夫）

　賞金総額2億円を誇る秋のビッグトーナメント「NOBUTA　GROUP　マスターズGCレディース」は17日から4日間、兵庫・マスターズゴルフ倶楽部で開催される。 　7年ぶり2度目の出場となる畑岡奈紗（25＝アビームコンサルティング）は16日、プロアマ戦に出場して最終調整した。 　米ツアーを主戦場とする畑岡は今季初の日本ツアー参戦。「試合を見てほしい方が関西にいるので（米ツアーの）アジアシリーズに入るタイミングで、この大会も凄く良い試合なのでプレーしたいと思った」と出場を決めた経緯を明かした。 　名前は伏せたが、今年から指導を受けているコーチが関西在住。2年前から取り組んでいるスイング改造の完成度も含めプレーをチェックしてもらう。今後は米ツアーに戻るため今年最初で最後の日本でのプレーとなる。 　初出場した17年大会は第3ラウンドを終えて2打差の2位につけていたが、最終日が悪天候で中止となり、単独首位に立っていた上田桃子が優勝し、畑岡は2位で終えた。「（上田）桃子さんと3日目に回らせてもらって良い成績も出せた。良い思い出もある」と当時を振り返った。 　22年を最後に優勝から遠ざかっている。今季もなかなか調子が上がってこなかったが、最近2試合トップ10入りしており上昇気配。「1つでも多く勝ちたい。優勝目指して頑張るだけ」。7年前の忘れ物を持って帰るつもりだ。