暑い日の御供「アイスクリーム」協会に聞く好きな味は?
今月中旬、愛知県内の児童福祉施設にアイスクリームが寄贈され、名鉄百貨店1階イベントスペースにてアイスクリームの無料配布が行われた。どちらも東海アイスクリーム協会による活動で「5月9日」の“アイスクリームの日”にちなんだ取り組みだ。アイスクリームの日や協会があるとは初めて知ったが、この暑い時にこいしくなる「アイスクリーム」をいろんな視点で調べてみた。
アイスクリームの日制定の理由は?
1964年5月9日、現在の日本アイスクリーム協会の前身である東京アイスクリーム協会が、アイスクリームの一層の消費拡大を願い記念事業を開催。ゴールデンウィーク明けの5月9日はアイスクリームのシーズンインの時期となり、毎年“アイスクリームの日”に制定した。この日を中心に、各地域での各種イベントや福祉施設へのアイスクリーム寄贈が広まることになったという。 愛知県における児童福祉施設へのアイスクリーム寄贈は、今年で34回目。始まりの経緯を、東海アイスクリーム協会事務局長の野田廣さんに聞いた。 「東海アイスクリーム協会では、1981年5月9日“アイスクリームの日”にちなんで、名古屋・栄の地下街セントラルパークでPR活動を行いました。また、この年が『国際障害者年』ということから、愛知県内の社会福祉施設への慰問行事も同時に実施し、以降この慰問は毎年継続して行われています」。今年は愛知県所管の51施設に4370個、名古屋市所管の33施設に1,440個のアイスクリームを寄贈した。 協会には会員メーカーと呼ばれるアイスクリームメーカーが登録しており、16日の名鉄百貨店のイベントでは、メーカー14社が代表商品200個を提供した。協会の野田さんは、「このイベントは全国7か所で開催され、今年で5回目。各地区が趣向を凝らす中、当地区では会場を盛り上げるため、3年前から地元アイドルユニットOS☆Uとのコラボレーションを行ってきました。12時から配布を開始し、その間2回のOS☆Uライブを挟み2800個を早々に完配しました」と、PRに手ごたえを感じているようだった。