「非常に胸が痛んだ」高校生が能登半島地震の被災地でボランティア 生徒会「息の長い支援を考えるきっかけに」
特集は高校生の被災地支援です。長野県上田市の上田西高校の生徒たちが能登半島地震の被災地・石川県七尾市で住宅の片付けなどボランティア活動をしました。息の長い支援を考えるきっかけになったようです。
被災者の家で壊れた家具などを運び出したのは、上田西高校の生徒たちです。 上田西高校 生徒会・山下智也会長: 「ボランティアとして活動している方々の活動内容をニュースとかで見て、自分もやってみたいと思いました。ある程度、日常生活戻っているのかなと思ったんですけど、まだ隆起してしまっている道路とかを何回も見る機会があって、日常生活に戻れているという状況ではなく、非常に胸が痛みました」
■全国から集まったボランティアと一緒に
1月―。 上田西高校 生徒会: 「能登半島地震支援募金、お願いします」 上田西高校では生徒会などが中心となって早くから募金活動をしてきました。 上田西高校 生徒会・山下智也会長: 「今できることとして募金を行いましたが、これから被災地のニーズにあわせてできることがあれば活動を続けたい」
次の活動は、被災地で汗を流すこと。 会長の山下さんなど生徒会役員13人は3月25日、高校を出発。以前から交流のあった七尾市の鵬学園高校を訪れ支援活動などについて意見交換しました。
一泊して、26日は七尾市の災害ボランティアセンターへ。 ボランティアセンタースタッフ: 「災害ごみの方は、外にいっぱいの状態になっておりますので、それを積み込んでいただく」 説明を受けたあと3つのグループに分かれて、支援要請のあった住宅に向かいました。
1軒目の現場へ―。 山下智也・生徒会長(本部に連絡): 「1軒目のお宅着きましたので、作業開始します」 雨が降る中、倒れて壊れてしまった冷蔵庫や家具を軽トラックに載せます。