<前編>愛知県出身のパリ五輪メダリスト 生放送で“強さの秘密”を告白 フェンシング・加納虹輝選手/馬術・大岩義明選手
中京テレビ「キャッチ!」のスタジオに、フェンシング・エペ個人と団体で金メダルと銀メダルを獲得した愛知県あま市出身の加納虹輝選手と、総合馬術団体で銅メダルを獲得した名古屋出身の大岩義明選手が、スペシャルゲストとして登場しました! 2人の胸元には、金・銀・銅の輝かしいメダルが! パリオリンピックでの2人の活躍を振り返りながら、帰国後の反響やオリンピックの舞台裏について教えてもらいました。
馬術「初老ジャパン」92年ぶりのメダル ピンチ救った大岩選手の“完璧な走り”
世界遺産ベルサイユ宮殿で行われた総合馬術団体。大岩選手を含む4人の平均年齢が41.5歳の日本チームは、自らを「初老ジャパン」と名乗り、メダルに挑みました。 馬のダンスが見どころの馬場馬術とクロスカントリーの2種目を終え、3位につけた日本。 しかし、最終日。1頭の馬の検査がクリアできず大幅な減点となり、障害馬術は5位からのスタートとなってしまいました。このピンチを救ったのが、北京オリンピック以降5大会連続出場しているチーム最年長の大岩選手です。 最後までミスなく走りきりガッツポーズを見せた大岩選手。日本勢92年ぶりの快挙、団体では初の銅メダル獲得に貢献し、大歓声の中、笑顔でウイニングランを行いました。
フェンシング個人種目で日本勢初の金メダル獲得 フランス英雄をスピードで圧倒
フェンシングはパリの歴史的建造物「グラン・パレ」で行われました。加納選手は決勝戦で地元フランスの英雄ヤニック・ボレル選手と対戦することになり、会場の雰囲気は完全アウェー。 一方、加納選手の地元あま市では、早朝から市の職員たちが集まり応援していました。日本からの声援が届いたのか、序盤から加納選手の得意技である「フレッシュ」が決まります。 その後も得意のスピードで相手を圧倒し、個人種目として日本フェンシング界初の金メダルを獲得!
すると市役所では、準決勝が終わった直後の朝4時から金メダルを信じて作り始めたという懸垂幕を、どこよりも早く掲げていました。 そして、連覇がかかるエペ団体では、またも加納選手が躍動します。2点差でラストを任されると、残り7秒を切ったところで追いつき、試合は1ポイントを取った方が勝ちとなる延長戦へ。 白熱の大接戦となりましたが、惜しくも連覇とはならず銀メダルに終わりました。