信号機のない横断歩道 “4割” 止まらず 青森県内の一時停止率
青森朝日放送
青森県内の信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに、4割以上の車が一時停止をしていないことが、JAF=日本自動車連盟の調査で明らかになりました。 信号機のない横断歩道で歩行者の横断を妨げる行為は、3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が課せられます。 JAF青森支部によりますと、8月に県内の信号機を設置していない横断歩道2カ所で調査した結果、歩行者が渡ろうとしている場面での一時停止率は59.9%でした。 記録が残っている2018年以降で最も高く、全国平均の53%を6.9ポイント上回っています。 しかし、一時停止率は上がっている一方で、4割以上がいまだ止まっていない実態が明らかになりました。 警察によりますと2024年9月末現在で、信号機のない横断歩道での人身事故は26件。そのうちの2件は死亡事故です。 弘前市では1月、自宅近くの横断歩道を渡っていた87歳の女性が乗用車にはねられ亡くなりました。 また、同じく弘前市で6月、横断歩道を渡っていた80歳の女性が軽乗用車にはねられ亡くなりました。 警察は今後スリップ事故も増えることから、一時停止の順守とともに、スピードを控えめにして運転することや、急ブレーキ急ハンドルをしないよう呼び掛けています。