東海道新幹線の防音壁に次世代太陽光パネル設置を目指し実証実験へ 耐久性や発電性能を検証し実用化目指す JR東海
JR東海は、従来より軽くて薄い次世代の太陽光パネル「ペロブスカイト太陽電池」を、東海道新幹線の沿線にある騒音を緩和する「防音壁」に設置するため、実証実験を行うと明らかにしました。 「ペロブスカイト太陽電池」は、重さが従来の10分の1ほどで厚さは約1ミリ。シートのように曲げることができるため、さまざまな形で固定できるのが特徴です。 JR東海は、この太陽光パネルを簡単に脱着できる防音壁の試作品を開発。 2025年1月から愛知県小牧市にある研究所で列車の通過を想定した振動や風圧などを防音壁に加えて、耐久性や発電性能などを検証します。 カーボンニュートラル・二酸化炭素の排出量実質ゼロの実現に向けた取り組みで、実用化した場合、発電した電気を駅の照明や空調などに供給する予定です。 一方、JR東海は新幹線の車両に順次、女性専用トイレを設置する計画です。東海道・山陽新幹線で、奇数号車にある男女共用トイレ2つのうち1つが女性専用になります。(11号車は除く) 12月から切り替え、2025年3月15日のダイヤ改正までに全ての16両編成車両で女性専用トイレが設置されます。