センバツ高校野球 組み合わせ決定 学法石川VS健大高崎 第2日第3試合 「全員で勝ちにいく」 /福島
18日開幕の第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。33年ぶり4回目の出場となる学法石川は第2日の第3試合で健大高崎(群馬)との対戦が決まった。【竹田直人、岩間理紀】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 抽選会には、小宅(おやけ)善叶(よしと)主将(2年)と佐々木順一朗監督、伊東美明部長が出席した。小宅主将は「対戦相手も決まり、やっと始まるという気持ちになった」と気合十分。「相手は総合力が高い。守りで何とか食らいつき、持ち味の泥臭い攻撃で少ないチャンスをものにしたい」と話した。佐々木監督も「左右に良い投手がいて、打線も強力な手ごわい相手。うちの投手と守備陣が頑張ってロースコアに持ち込めば勝機を見いだせる」と分析した。 この日午後3時過ぎ、静岡県沼津市での合宿を終えてバスで石川町の同校に戻ったチームは、室内練習場でストレッチをするなど体を動かした。組み合わせ抽選会の様子はスマートフォンを通じて中継を見守った。内野手の岸波璃空(りく)(2年)は「健大高崎には去年の練習試合で敗れており、強くて格上のチームだとは思うが勝ちにこだわっていきたい」。主戦の大友瑠(るい)(2年)は「相手は足を使った攻撃に加えて投手陣もそろっている。自分たちの野球で、自分のピッチングで、一つのアウトを確実に。全員で勝ちにいく」と奮起した。 ◇強打に左右の好投手 健大高崎は昨秋の関東大会で4強入りし、2年連続7回目のセンバツ出場となる。秋の公式戦のチーム打率は3割9分7厘を誇り、ともに140キロ台の速球を持つ佐藤龍月(りゅうが)、石垣元気の左右の1年生投手を擁する。 1968年に「群馬女子短期大学付属高校」として開校した私立校で、2001年に「高崎健康福祉大学高崎高校」に改称し男女共学になった。大学進学を目指すコースと、トップアスリートを養成するコースがある。アスリートコースの生徒は硬式野球、サッカー、ソフトテニス、陸上などの強化指定部に所属している。陸上部は90年の女子第2回全国高校駅伝で優勝した実績を持つ。 硬式野球部OBに柘植世那(西武)、長坂拳弥(阪神)、湯浅大(巨人)、清水叶人(広島)らがいる。