中日・高橋宏斗、映画見てたら「ビビッと」降りてきた”投球のコツ” 秋季練習より2日早く始動『プレミア12』見据える
中日の高橋宏斗投手(22)が10日、ナゴヤ球場で自主トレに励んだ。「午前中にビビッときました」と投球のコツをひらめいた右腕は野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーとして出場する「ラグザス presents 第3回 プレミア12」を見据えながらしっかり体を動かした。 ”天の声”にしたがった。一部選手による残留練習が終わった午後3時ごろ、高橋宏がナゴヤ球場にやってきた。「体を動かしにはくる予定だったのですが、『こうやったらうまくいくんじゃないかな』って、ちょっとビビッときた。言葉にはできないんですけど」。隣接する屋内練習場での投げ込みに励んだ。 ひらめいたのは10日の午前中。動画配信サービス「Netflix」で映画「ノイズ」を見ていたときだった。過疎に苦しむ絶海の孤島で俳優の藤原竜也演じる主人公が生産した黒イチジクの人気により国から5億円の交付金が内定。島に希望が見えてきた。しかし、島に現れた不気味な男に家族を狙われた主人公が彼を殺してしまう。島を守るため、幼なじみ2人とともに殺人を隠蔽(いんぺい)したが、やがて捜査が始まり…。 そんなサスペンス映画を見ながら、「急に降りてきて。その感覚を試しました」。ただ、体は休み明け。「今日はいけそうと思ったのですが、全然。立ち上がりでした」と苦笑いを浮かべた。 秋季練習は12日からだが、2日早く始動した。「ここから大事な戦いが待っていますし、そのためにも体を休めすぎるのもよくないと思って」。9日に侍ジャパンへの選出が正式発表された右腕は11月の「プレミア12」を見据えている。
中日スポーツ