安く買えた!本場の品物に笑顔こぼれる JR浦和駅前で国際ふれあいフェア さいたまの姉妹・友好都市からグルメや雑貨 ブースには来場者ら行列 特設ステージでは民族舞踊など披露、立ち見客も
爽やかな秋晴れの下、埼玉県のJR浦和駅東口駅前で「国際ふれあいフェア」(さいたま観光国際協会主催)が開かれ、6500人でにぎわった。 2010年にさいたま市国際交流協会発足5周年を記念して誕生し、13回目を迎える同フェアは「市民同士が仲良くすることで世界各国の交流につながれば」のあいさつで開会。会場には10カ国10店の飲食ブースと9カ国8店の雑貨ブースが並び、「ボッチャ体験会」も行われた。 千葉県松戸市から来た60代の夫婦はペルーのアルパカセーターを購入。「たまたま浦和に来たらやっていたイベントで、最初に見て気に入った。パルコの店と3往復して1時間迷った」と言いながら「本場の品物が安く買えた」とうれしそうだった。 夏を思わせる陽気に来場者はカレーやかき氷の店に列を作り、ビール片手に楽しむ人も。特設ステージでは12団体がインドや中国、沖縄など世界の民族舞踊や歌を披露。満席の周りに立ち見客も集まって盛り上がった。
岩槻区から家族3人で訪れた和田未有さん(39)は「国際イベントは2回目。ネットでステージ内容を調べて来た。アゼルバイジャン出身の夫の母国の踊りを一緒に見られて満足」とほほ笑んだ。 ボランティアの常連参加者、小澤勇さん(59)は担当する防災ブースで「さいたま市の姉妹・友好都市は合併で6市に増えた。知らない人も多いので周知したい。お祭りでの交流だけではなく、災害時にも助け合える間柄を目指したい」と話した。 姉妹・友好都市は次の通り。トルーカ市(メキシコ)、鄭州(ていしゅう)市(中国)、ハミルトン市(ニュージーランド)、リッチモンド市(アメリカ)、ピッツバーグ市(同)、ナナイモ市(カナダ)。
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