【気象予報士解説】雪ピーク「9日夕方~10日朝」平地でも積雪恐れ 意外な“滑りやすい場所“とは?
大雪情報です。明日9日の夕方までに、北部は平地で多いところ20センチ分の雪が降る予想です。中部、南部でも平地で1センチ、2センチぐらいは雪の降る可能性があります。これくらいですと積もらない可能性は高いと思います。ただ、北部では20センチ降ったら、さすがに積もります。 そしてピークは、明日9日の夕方以降。夜から10日の金曜日にかけて、北部では平地では30センチ、金曜日の夕方にかけてまだ降る予想で、中部・南部でも平地で10センチから3センチぐらい。山では50センチ分ぐらい雪が降る予想となっているので、金曜日にかけて大雪、平地でも雪の積もるところ出てきますので、車の運転などは、くれぐれも気をつけてください。
改めてポイント整理しておきますと、9日から雪が降りますが、夕方以降、10日金曜日の朝が、大雪の雪の降り方のピークとなりそうです。
週間予報を見ていただきます。強い寒気のピークは、木、金なんですが、土曜日ぐらいまでは雪は降ります。中部でも、気温の低い日が続きます。金曜日にかけて大雪、吹雪に警戒。 土曜日になると、雪は少し残りますが、天気は落ち着いてきます。風も弱まってきます。土・日・月3連休の方もいらっしゃいますが、日曜日に中部・南部では、冷たい雨の予想です。最新の情報確認をお願いします。
そして、雪が降っていなくても、最低気温3℃以下になると、地面が凍りやすくなってくると言われています。というのも、気象庁でお伝えしている気温計というのは、だいたい下が芝生で、1.5メートルの高さなんです。そうすると、地面は下に行けば行くほど、冷えてきますので、お伝えしている最低気温が3℃以下であれば、地面が凍る可能性はあります。 特に近畿地方の北部では、今週一気に積雪が増えてきますので、横断歩道の白いところは水が染み込まず、凍りやすくなっているので特に注意が必要です。また、タイル張りの玄関も結構、滑りやすいので、注意が必要です。 あと、車の運転では、日陰の所だけ雪がたくさん残っていたりします。橋の上は、もし雪が降ってなくても、下の川から水蒸気が補給されて、下に風が通ると、橋だけがめちゃくちゃ冷えていきます。その水蒸気で、橋の上だけが凍ったりすることもありますので、特に要注意です。 あと、トンネルの出入り口も冷たい空気が中から入ってきますので、入り口・出口のところは凍りやすいので、特に、北部を中心に気をつけていただければと思います」