台湾・花蓮市 市長や役所職員が約56万円寄付 能登半島地震の被災地支援に
(花蓮中央社)東部・花蓮市公所(役所)は9日、魏嘉彦(ぎかげん)市長や職員が能登半島地震の被災地支援のために寄せた12万1350台湾元(約56万円)を寄付したと発表した。 寄付は魏氏が発案。市の管理職らと共に1日分の給与を寄付したところ、7日からの2日間で多くの職員が賛同したという。寄付金は衛生福利部(保健省)が今回の地震を受けて開設した口座に振り込まれた。 魏氏は報道資料を通じ、金額は大きくないが一人一人の気持ちが込められていると述べた上で、被災地の人々が苦しい時期を乗り越えられることを望むとした。 寄付に賛同した職員の一人は、ニュースで被災地の状況を見て被災者らが支援を必要としていると感じたという。また2018年に発生した台湾東部地震の際に各方面からの支援を受けたことに触れ、今回、心ばかりの貢献ができればうれしいと語った。 (李先鳳/編集:田中宏樹)