手ぶらOK「顔パス決済」は未来の日常に?……店舗や駅改札で実証実験 学校の売店では“紛失リスク”解消 セキュリティーの課題は
■不正利用や犯罪が起こる可能性は?
小野委員 「専門家は『悪用される心配はある』と指摘します。金融犯罪の対策に詳しい株式会社ラック金融犯罪対策センター長の小森美武さんは『住所、クレジット番号などに加えて顔写真までセットで流出すると、不正利用を防ぐのが難しくなる』と言います」 「セットで流出しないとしても『フィッシングで抜き取ったアカウント情報に別人の顔写真を登録して悪用する、なりすまし犯罪も起こり得る』ということです。こうした不安を減らすことも課題だと言えるでしょうね」 有働キャスター 「こういった新しい技術が出てくると、『便利になるのは分かるけれど悪用されるのではないか』『データを抜き取られるのではないか』などいろいろと心配事はあります」 「ただ、いずれ毎日の生活で当たり前のようになっていくのでしょうから、安全に使いこなせるように、技術への意識もアップデートしていかないとなと思います」 (4月17日『news zero』より)