NBAトップスター2人が八村塁の最多30得点プレーを絶賛「ベストプレーヤーの一人」「武器を持っている」
日本人初のNBAドラフト1巡目指名選手、ウィザーズの八村塁(21)が1日(日本時間2日)、米国ロスのステイブルズ・センターで行われたクリッパーズ戦に18試合連続でスタメン出場し、キャリアハイとなる30得点をマークした。八村はチーム最多の38分間プレーし、ダンクシュートも2本披露。9リバウンド、3アシスト、1スティールをマークする大活躍を見せた。チームは125-150で完敗したが、昨シーズンのNBAファイナルMVP選手であるカワイ・レナードとマッチアップ。堂々と渡り合うなど、攻守に存在感を示し全米メディアも一斉に八村の大暴れぶりを報道した。 NBCスポーツは「八村が、2011年以来、初めて30得点を奪ったウィザーズのルーキーになる」との見出しで報じた。記事は、全米オープン覇者の大坂なおみが八村の激励に訪れたことにも注目。「ウィザーズの新人フォワードの八村が、日本のテニス選手で大評判の大坂なおみと試合前に顔を合わせた。2人が何を話したにせよ、そのことが、前ゴンザガ大学のスター選手が、最高のパフォーマンスを引き出す助けとなった」と結びつけた。 さらに「八村は、30得点、9リバウンドをこの夜に記録し、ポール・ジョージ、カワイ・レナードの(エース)2人をもってもこのルーキーを止める(守備の)答えを見いだせなかった」とし、ウィザーズの歴代ルーキーとしては、ジョーダン・クロフォード、ジョン・ウォールが2011年の3月に記録して以来の30得点をマークしたルーキーとなったことを紹介。大坂なおみとのツーショット写真と30得点のダイジェストプレー集動画を掲載した。 CBSスポーツも「ウィザーズの八村がキャリアハイの得点を残す」との見出しを取ってその各種スコアを掲載。「日曜日の試合は八村にとってシーズンベストとなった。彼の数字は、ウィザーズが、ドラフト1巡目指名をした際に期待していたものだった。6勝12敗のウィザーズは、明らかに再建モードにあり、今後、八村には将来のチームの土台になってもらうため、あらゆるチャンスが与えられるだろう。彼のプレーはまだ確かなものではないが、チームを上昇させるためにロスターに加える価値のある選手だ」と絶賛した。 注目だったのは、USAトゥデイが持つスポーツサイトRookie Wireがクローズアップした記事。 「八村がキャリアハイの記録を飾る夜、ポール・ジョージ、カワイから称賛を勝ち取る」との見出しを取り、今季からクリッパーズに移籍してきたNBAが誇る2人のトップスターの“八村評”を紹介したのだ。 「この試合で、最も印象的なことは、2人のスーパースター選手から彼が得た称賛かもしれない」と伝えた。