まさかの支持率28%!石破の「国賊解散」で自民党大苦戦の末路…結局、国民人気もなかった男と「ポスト石破」の高市早苗
首相の発言のブレから逆風は拭き続ける
毎日が1面に掲載した「推定当選者数」を見ると、自民は203~250議席▽立憲117~163議席▽維新28~34議席▽公明24~29議席▽共産5~6議席▽国民民主13~20議席▽れいわ6議席―などと揺れ幅が大きいことがわかる。つまり、今後の選挙戦次第で結果はまだまだ異なってくる可能性があるということだ。 思い出されるのは、2000年6月の衆院選だ。小渕恵三首相が脳梗塞で倒れ、自民党は総裁選を実施せずに就任した森喜朗首相が早期解散に踏み切った。「密室政治」批判などで内閣支持率が低迷した森首相は選挙中、「(選挙に)関心がないといって、寝てしまってくれたら良い」などと発言。有権者の反発を招き、結果は自民党が40議席近くも減らして単独過半数を下回った。この時の衆院選が連立与党としての初陣となった公明党も11議席マイナスとなっている。 森元首相のような「失言」は今のところ見られないものの、石破首相は就任前の「自民党内野党」からの発言のブレが指摘され、内閣発足直後としては異例の低支持率にあえいでいる。政治資金パーティーをめぐる不記載問題への不信感が有権者に残る中、逆風は自民党だけでなく、連立与党の公明党にも向かう。
公明党は公示前の32議席を確保できるか怪しくなってきた
読売新聞の調査によれば、公明党は小選挙区に11人擁立したが優位なのは2人にとどまり、残りの大半は接戦を展開。毎日新聞は4つの選挙区で優勢となっているが、石井啓一代表が立候補した埼玉14区を含む5つの選挙区は接戦で、公示前の32議席を確保できるかは微妙な情勢という。日経も公示前議席を下回る可能性があるとし、共同通信の分析でも比例は伸びを欠くとされている。公明党に焦りがにじむのは当然だろう。 自民党が接戦区の大半を制して単独過半数を維持すれば、石破氏は思い通りの政権運営を実現できるかもしれない。だが、主要紙の分析のように与党で過半数ギリギリの結果になれば公明党の影響力が連立内で強まることも予想される。そうなれば、石破氏は仮に首相の座をキープできたとしても、「石破カラー」を前面に出していくことは困難になるはずだ。来年夏には参院選や東京都議選も控える。 加えて、衆院選後に自民党内の勢力バランスがどうなっているかも重要だ。石破氏は9月の自民党総裁選で高市早苗前経済安全保障相に逆転勝ちした。だが、高市氏は自らに近い保守系政治家たちと「ポスト石破」を狙っている。
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