「クラブとして大きなステップアップ」堂安律も手応えを語ったEL2季連続GS突破。「簡単なことではない」結果を残したフライブルクの現在地【現地発】
5試合で勝点12を稼ぐ
ヨーロッパをめぐるフライブルクの旅は今年も続いていく。 ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第5節で、ギリシャの雄オリンピアコスに5-0で快勝したフライブルクは、2位以上を確定させ、グループステージ突破が決まった。 【動画】巧みな裏抜けから冷静なフィニッシュ!堂安律のEL初ゴール この日、右サイドハーフでフル出場し、1得点・1アシストの活躍を見せた堂安律は、2年連続でグループステージを突破したことに、喜びのコメントをしている。 「クラブとしてまたすごく大きなステップを踏んだと思います。やっぱり定期的にこうしてヨーロッパのコンペティションで結果を出すというのは、簡単なことではない。ビッグクラブと言われているクラブでも負けてるチームもあります。このクラブとして大きなステップアップになると思います」 通常のリーグ、カップに加えて、ヨーロッパ大会で戦うスケジュールをやりくりし、どの大会にも確かなクオリティをもたらすのはとても難しい。フライブルクにしてもリーグでなかなか思うように勝点をあげられず、オリンピアコス戦の前の12節終了時でリーグの順位は8位。悪くはないが、過去2シーズンでチャンピオンズリーグ圏内にいた時期もあった事実を考えると、多少のブレーキを感じないわけにはいかない。 DFBポカールでは2回戦で2部リーグのパーダーボルンに1-3で敗れ、辛酸をなめている。 そんななか、ELでは好調だ。プレミアリーグのウエストハムと並び、5試合で勝点12を稼いでいる。そんないい流れをリーグにも持ち込みたい。監督のクリスティアン・シュトライヒの試合中の所作からはそんな気持ちの表れが感じられる。 チームが惜しいチャンスの後でも、次の守備への一歩を怠ると激しいジェスチャーで怒る。相手のプレッシャーがそこまでかかっていない状況でロングボールを飛ばそうとすると「シュピーレン!」と叫ぶ。 「安易に蹴るな、繋げ。サッカーをすることを取り戻すんだ」というメッセージを絶えず送っている。ビルドアップで高さと幅をうまく作りうまく逃がすと、拍手で讃える。ボールを失う頻度が増えてくると、「落ち着け!」とジェスチャーで示す。
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