ニュースでよく見る「機械受注統計」って何?
2014年5月の「機械受注統計」が過去最大の減少幅になったと伝えられています。「機械受注統計」とは何なのでしょうか? 一般的に企業が商品をさらに増産しようとした場合、商品を作る機械を買って増産に備えなければなりません。機械を製造するメーカーが、そうやって注文を受けた額が「機械受注統計」と呼ばれる指標です。電子・通信機械、産業機械、工作機械などといった機械メーカーを対象に内閣府が毎月調査し、公表しています。 多くの企業が商品の増産に備えているということは、「企業の業績や国の景気がよくなるかも知れない」というサインだと理解できるのです。受注というのは、当然、納品(設備投資)よりも先に行われるわけですから、景気の先行きを判断する一つの材料にできるというわけです。 景気の動きのどれくらい先を見通せるのかというと、6か月から9か月くらい先と言われています。 「機械受注統計」は、毎月10日前後に発表されています。