【MotoGP】マルティン、タイトル争い決着は急がず「スプリントでチャンピオン確定はムリだと思う」|最終戦ソリダリティGP
MotoGP最終戦ソリダリティGPの初日を終えたホルヘ・マルティン(プラマック)は、2日目のスプリントレースでチャンピオンになることは難しいと考えている。 【リザルト】MotoGP最終戦ソリダリティGP プラクティス結果 24ポイントと大きなリードを開いて最終戦に臨んでいるマルティンは、早ければスプリントレースで初のMotoGPタイトルを獲得できる可能性がある。 ただ逆転を目指すライバルのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は、初日のプラクティスをトップタイムで終了。チャンスを引き寄せようという気迫が伺えた。 マルティンはプラクティスで5番手タイムとまずまずの位置。タイトルを目前にしても、彼は冷静さを保っていきたいと語った。 「明日か明後日にチャンピオンなれるように、全ての準備を整えていっている。まずは競争力を発揮できるようにすることだ。そうでなければ、チャンスも何も無い」 「今の目標は、今日よりも少しでも競争力を発揮することだ。簡単な1日ではなかったけど、明日は改善することが大事になってくる」 「彼(バニャイヤ)がどうしているかは知らないけど、僕は落ち着いているし、トップだった彼も落ち着いているはずだ。僕は自分の仕事に集中していて、チャンピオンシップのことや、今の結果についてはあまり考えていないんだ」 「難しいセッションではなかった。トップではなかったけど、普段のように5番手に入ったからね。問題は、時間が無い上に試すタイヤは多いということだ。全部試して、明日の作業を楽にしたかった。全部試したのは僕くらいだったんじゃないかな? 明日はもっと集中できると思う」 マルティンは初日に良いデータを集められたとしつつも、2日目のスプリントレースでタイトル争いに決着をつけることは難しいだろうという見解を示した。 「現時点ではスプリントで有利なわけではない。実際のところ、ソフトタイヤでは完璧に良い調子じゃなくて、ハードの方が良い調子なんだ。だから決勝のほうにより自信がある」 「明日(スプリントレースで)チャンピオンシップにけりをつけるなんてのは、ほぼ不可能だと思うよ」 「早く決着をつけようと焦ってミスをして台無しにはしたくない。まずは予選に集中して、ポールポジションが取れるかどうか様子を見よう。そのあと、タイトル争いを終わらせるために何が必要かを考えていこう。今夜はしっかり眠れると思うよ」
German Garcia Casanova